導入事例紹介
金属パレット保管倉庫のフォークリフトをリチウムイオン電池に交換した経緯
お客様概要
- 神奈川県で金属パレットを保管・入出庫・輸出入をする企業様です。
- 2014 年 7 月購入で、2020 年 6 月で 7100 時間稼働( 1 日 4.7 時間)とかなりハードなご使用です。
- バッテリーの 1 セルが完全に機能停止して弊社へ診断のご依頼をいただきました。
- 診断の結果が下のチャートです。
交換前の鉛バッテリー
交換後のリチウムイオンバッテリー
リチウムバッテリー稼働状況
- 導入したリチウムイオンバッテリーは鉛バッテリーと同容量の 560Ah です。
- 充電器は 150A 仕様です。ただし、コンセントが 20A 仕様のため 120A に電流を設定。
- 稼働時間(黄):1 日 4 ~ 6 時間程度
- 充電時間(赤):1 日 2 ~ 4 時間程度
- 導入前と稼働時間は変わっていないようです。この稼働で純正のバッテリーは 6 年持ったことになります。平均毎日 60 %~ 70 %程度放電していますので、カタログ値で 1300 サイクル程度の寿命で、年間 250 日稼働とすると 5.2 年ですので、ほぼ計算が合います。バッテリーの稼働状況と寿命の相関が見える化されるのは貴重なデータです。
- 30 日分のデータです。
- アイドル時間が長いのは、予約充電をするために、BMS の電源オフ設定を長くしているためです。安全のために電池の電源は使用後 3 時間程度で切れています。
充電残量(%)
- 1 日最大 80 %平均 60 %~ 70 %程度放電しています。
- 昼間はエアコン等と使用が重なるため、電力ピークを下げるために、充電していません。
充電電流
- 120A 設定で充電しています。
- 車載充電器でも 90A 程度出ています。
放電電流
300A近く出力しています。