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導入事例紹介

24時間稼働の冷凍倉庫1.5トンリーチトライアル

計測概要

  1. 計測期間: 2021 年 8月 4日 ~ 2021年 8月 11日
  2. 業種:冷凍倉庫 24時間稼働
  3. 場所:神奈川県
  4. 搭載フォークリフト: 7FBRS15 トヨタ
  5. 鉛バッテリー:VCF320 3201Ah 48V 予備バッテリーあり
  6. リチウムイオン電池容量:280Ah 48V
  7. 急速充電器使用
  8. 電波状態が悪いため、充電時間の集計が不正確

稼働状況の集計

  1. 稼働時間 ~ 最大 8.6時間稼働

8月6日(最大稼働)のバッテリー残量推移

  1. 22%程度まで放電しています。
  2. バッテリー残量が減ってから充電しています。
  3. 赤い直線の部分で充電可能であれば、バッテリー残量は60%以上を維持して、稼働可能時間を増やせます。

8月6日の充電電流

  1. 急速充電器は140アンペアでの充電

8月6日の放電電流

  1. 最大140アンペア放電しています。

セル温度

  1. 最低10℃まで低下しています。前後のバッテリー残量の変化より、冷凍庫内での作業中です。
  2. 充電中も35℃以下

電圧の推移

  1. 50V程度で推移しています。
  2. 電圧低下がないので、出力低下もありません。
  3. 充電完了時のみ52V程度まで上昇しています。
  4. 過充電にもなっていません。安全です。

8/15~9/11 1階の稼働の高いリフトに乗せ換えてテスト

8/15~9/11 稼働状況

8/15~9/11 バッテリー残量

8/15~9/11 充電電流

8/15~9/11 放電電流

8/15~9/11 セル電圧

8/15~9/11 セル温度

稼働の高い 9/9 の稼働状況詳細

9/9 稼働状況

9/9 バッテリー残量

  1. 1日合計すると 119% (280An×119%=333Ah) 使用しています。
  2. バッテリーの寿命計算~ 生涯放電容量 280Ah×80%放電×4000サイクル=896,000Ah
  3. 1年間の放電容量は 333Ah×300日/年=99,900Ah/年
  4. バッテリー寿命は 896,000Ah÷99,900Ah/年= 9年 となります。

9/9 充電電流

9/9 放電電流

費用対効果

  1. コスト削減効果は26%オフ
  2. 予備バッテリー不要になります。保管場所のコストが減ります。
  3. 精製水、補水作業の費用が削減になります。
  4. 充電効率が良いために、電気代が1日の使用電力333Ah×48V÷1000=16Kwh の33%効率化されると仮定すると1日7.9KWh節減で 1KWh=20円とすると 1日158円の削減 300日で47,400円 50台で237万円になります。
  5. CO2削減量は7.9KWh×300日×50台×0.3KgCO2/KWh(仮定)=35.5トンCO2/年となります。