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導入事例紹介

24時間稼働の印刷工場様での2トンカウンターでのトライアル

計測概要

  1. 計測期間: 2021 年 8月 30日 ~ 2021年 8月 31日
  2. 業種:印刷工場様 24時間稼働 
  3. 場所:埼玉県
  4. 搭載フォークリフト: FBT20PN-80 ニチユ クランプ付き 今までの平均稼働時間 4.7時間/日
  5. 鉛バッテリー:VCF6A 390Ah 48V 予備バッテリーなし
  6. リチウムイオン電池容量:280Ah 48V
  7. 急速充電器使用

稼働状況の集計

  1. 稼働時間 ~ 最大 7.9 時間稼働

8月30日~8月31日のバッテリー残量推移

  1. バッテリーの電源を切らない設定にしています。
  2. フォークリフトを使用しないときは、クランプを上げた状態です。
  3. 8時間でバッテリー残量が80%→73%に低下しています。

充電電流

  1. 急速充電器は140アンペアでの充電
  2. 20アンペア程度の充電は回生ブレーキでの充電です。

7日間の充電状況

  1. 車載充電器の充電では62アンペアで充電しています。
  2. 鉛バッテリーを同じ車載充電器で充電した場合、42アンペアで充電しました。
  3. 同一充電器で入力電力は同じと仮定して、33%の電力量の削減になります。
  4. 鉛バッテリーは充電時に高温になるためが、リチウムイオンバッテリーは温度の上昇が40℃程度のため、更に効率はアップします。
  5. 実際は入力側の電力量を計測するとさらに正確な電力量差が計測できます。

放電電流(平均表示)

  1. 下のグラフがより詳細に見たグラフです。330アンペア以上出力しています。
  2. 鉛バッテリー390Ahには負荷が高い使用方法です。

詳細放電電流

電圧の推移

  1. 50V程度で推移しています。
  2. 電圧低下がないので、出力低下もありません。
  3. 充電完了時のみ52V程度まで上昇しています。
  4. 過充電にもなっていません。安全です。

セルごとの電圧

セルごとの温度

  1. フォークリフト使用中のセルの温度は33℃~36℃ですので、鉛バッテリーに比べてオペレータには快適です。

コスト比較

  1. 8月30日の稼働データより、1日280Ahの92%を放電しています。1日の放電容量は258Ahです。
  2. 充電器を使用する時間は1日2時間程度ですので、同じ建屋内の3台程度のフォークリフト共有可能です。その場合、更にコスト差が広がります。下表は1台のフォークリフトのみで急速充電器を使用する前提で作成しています。
  3. 補水作業、精製水の費用も加算されます。
  4. 電気代も33%程度削減可能です。258Ah×250日/年×48V×20円/KWh×33%÷67%=30,500円/年。この金額は下表の効果にプラスされます。
  5. CO2削減量は、258AH/日×48V÷1000×250日/年×33%÷67%×0.3Kg CO2/kwh=457Kg CO2/年となります。
  6. 電気料金、 CO2排出量は仮定です。
  7. 参考 https://www.jepic.or.jp/data/g08.html
  8. 参考 https://www.tepco.co.jp/ep/notice/news/2021/1628675_8909.html